【流れブログの野望】ひきこもりから労働力を汲み上げて社会に変革をもたらす/8050問題への解決志向アプローチ

ひきこもり 不登校

さてさて、ブログを開設して早2年。その間、書いた記事は11のみ…
もはや自らの無能さを認めざるを得ませんが、そんなブログでも月に500PV超の閲覧を頂けるようになっているようです。
そろそろちゃんとした野望について少しずつ形にしていきたいと思います。

漠然とした野望を先に言うと、このブログを通してひきこもりの人とつながり、
彼らの労働力を集めて起業すること。
収益は分配し、彼らの社会的自立につなげること。

そんなことをつらつらと考えています。

だってそんなことが実現したら、彼らのおかげで現在の日本の労働人口減少問題を解決するかもしれない。
社会保障費に係る国の負担を少しだけ軽減できるかもしれない。
彼らを養う家族の悩みが減り、健康的な国民が増えるかもしれない。
社会を変える力になるかもしれない。

そんなバカみたいに大きな野望がありますが、恥ずかしくて今まで誰にも言えませんでした(^^;

でも、そのほんの少しでも実現したら夢がある野望だと思いませんか?

だって、損をする人は誰もいないでしょうから…

ひきこもり問題について

8050問題の実態

ABEMA NEWS 大人の引きこもり問題

みなさんはこの動画を見てどう思いますか?
8050問題の詳細については別に書きたいと思いますが、現在言葉としてはよく聞くようになった“ひきこもり”。
大きな社会問題として国としても様々な施策で対応していますが、そもそも彼らは社会から隔絶された生活をしている実態があり把握することすら容易ではないのが現実です。
国としてひきこもりに特化した施策を開始した平成21年度以降も、実感としては解決するどころかその勢いは増しているように感じています。

こちらは内閣府が出している「長期化するひきこもりの実態」という調査結果のポイントになります。

・満40歳から満64歳までのひきこもりの出現率は1.45%で、推計数は61.3万人であること

・ひきこもり状態になってから7年以上経過した方が約5割を占め、長期に及んでいる傾向が認められること

・専業主婦や家事手伝いのひきこもりも存在すること

・ひきこもり状態になった年齢が全年齢層に大きな偏りなく分布していること

内閣府「特集2 長期化するひきこもりの実態」より

専業主婦で家を出ない人も含まれるため、どこまでが支援対象にすべき数字かは定かではありませんが、日本の労働を支える40歳から64歳までのひきこもり出現率が1.45%というのは衝撃的事実です。

だって100人いたら1~2人はひきこもり状態ということになります。

学校に例えると3クラスのうち1~2人は将来ひきこもり状態に陥る可能性が高いということ。

また、こちらの記事をご覧ください。

カーテンの隙間から差し出すメモで意思を伝え、生活必需品は、隣に住む母マサエさん(83)=仮名=に買い出してもらう。買い物袋が届くと、つえを使って引き込む。聖域にはトイレがないから、用を足すときはバケツに。袋にまとめ、母にごみ出ししてもらう。水をためた大量のポリタンクも常備している。

沖縄タイムスプラス「カーテン奥の「聖域」 気配を消して生きる49歳の苦悩 83歳母、終わらない子育て」より

数字で見るよりも、緊迫した状況がうかがえます。
いかに社会から切り離された生活を送っていることか…実態を把握することが難しいことがよくわかります。

そうです。実はこのような家庭が知らないところで身近にあるのです。

これまで実際に支援の限界を感じたこと

私はこれまで仕事を通して、様々なタイプのひきこもりに関する相談を受けたことがあります。
その度に衝撃を受けました。

最悪の場合、命を落としてしまった方もいます。
もっと早く出会えなかったものか…若者の頃に手を差し伸べてくれる人がいなかったのか…
何度も無力感に苛まれました。

それらひとつひとつを紹介して問題提起したい気持ちがあるのですが、立場上できませんのでグッと抑えています。

そして自分でできることとして、早い段階で予防できるよう児童に関する相談を積極的に受けるようになりました。
不登校生徒の一部はすでにひきこもり状態にある場合も多いのです。

こちらは不登校のデータです。

令和元年度の小・中学校の不登校出現率は2.6%。

その内小学校の不登校出現率が1.4%で中学校では5%になります。

不登校児童も年々増加傾向にあるのですが、注目すべきは1年のうち出席日数がゼロ、つまり一度も学校に登校していない生徒の数がそのうち約4%いることです。

すでに小学校からほとんど学校に行けていない生徒の中には、もちろん一部インターナショナルスクールやフリースクール等で学習している場合や病気等なんらかの理由によりその年度は出席できなかった場合も含まれます。
しかし実際に在籍している小学校、中学校、高校の教員にも会えずにひきこもってしまっている児童生徒がいるのが現状です。

彼らの生活をどうやったら支えることができるものか、毎日考え続けています。

日本の労働人口とひきこもり勢の労働力

多くの方がご存知の通り、日本は少子高齢化により労働力人口が減少していくことが予想されています。
現在は人口が減少傾向にあるにもかかわらず定年を引き上げたり、女性の社会参画等の施策により労働力人口は保たれていますが、今後どこまで維持できるかは不明です。
また、若い世代の労働力は減りアルバイトや3K(きつい、きたない、危険)と言われるような仕事では人手不足が深刻な状況になっています。

より少ない労働人口で増え続ける高齢者を支えなければならない将来を見通して、外国人労働者の受け入れを積極的に進めていることはみなさんの耳にも届いていることでしょう。

もちろん人口の推移を考え、経済を維持するためには労働力の確保のためには多方面から国の施策が必要です。

私はひきこもり勢の存在も、この労働力の問題と照らし合わせて考えることができるのではないかと考えています。

現在推定されている15歳~39歳のひきこもり54万人、40歳~64歳のひきこもり61万人。(内閣府「特集2 長期化するひきこもりの実態」より)
全員は無理でもこの中の何割かが労働を生み出すと社会変革できるのではないかと思うのです。

解決志向アプローチで捉えなおし


解決志向アプローチとは

面接で行う相談・支援の方法のひとつで、多くのカウンセラーや相談員が取り入れています。

このアプローチの最大の特徴は、「問題やその原因、改善すべき点」を追求するのではなく、解決に役に立つ「リソース=資源(能力、強さ、可能性等)」に焦点を当て、それを有効に活用することにあります。

一般社団法人 日本臨床心理士会HP「面接で行う相談・支援方法」より

「何がいけないのだろう?」と考える代わりに「自分が望む未来を手に入れるために、何が必要なのだろう? 何が出来るのだろう? どうやったらできるのだろう?」と考え、一緒に解決を創り上げていきます。

一般社団法人 日本臨床心理士会HP「面接で行う相談・支援方法」より

一般的には1対1のカウンセリング現場で用いられていますが、この視点でひきこもりについて考えてみましょう。

ひきこもりの「リソース=資源(能力、強さ、可能性等)」

ひきこもり勢の資源として、まず、先ほど述べてきたように圧倒的な数があげられるでしょう。
推定で軽く100万人を超える人数がいるとして、もし何かしらのネットワークでアプローチできたらその可能性は無限大だと思いませんか?

加えて、彼らの場合時間の制約がほとんどありません。
もし何かしらに時間を割こうとする場合でも、ほとんど邪魔するものはなく熱中することができます。

それから、能力は個々で様々ですが、その多くがインターネットを利用していると考えられます。
媒体はスマホかタブレットかパソコンか…
簡単なWEB作業等であれば習得はさほど難しいことではないかもしれません。

このように捉えなおすと、これまでのひきこもり支援の施策とは違う視点での可能性を考えることができます。

野望を達成するための道筋

ということで、私がとんでもない野望を抱くようになった背景はご理解頂けたと思いますが、この野望を達成するためにはとんでもない努力が必要となります。

現在考えられる道筋としては…

  1. 下調べ
  2. ノウハウ習得
  3. 資金調達
  4. 土台作り
  5. ひきこもり勢とのネットワークつくり
  6. 起業
  7. 運営

こんなところでしょうか。
ちなみに今は①の下調べの段階にあり、少しずつ②のノウハウ習得へ向けて動いているところです。
このブログ自体がその練習台のようなものといえるでしょう。

ちなみに私は現在はカウンセラーを中心とした複数の仕事をしておりますので、当分はそちらで生活費を稼ぎながらということになります。
スパンとしては起業まで10年でもっていけたら…というざっくりとした期間で考えています。

最後に

今回は簡単に私の野望をお話しさせていただきました。
今回の内容に出てきた、ひきこもり(8050問題含む)について、解決志向アプローチについて等もっと詳細な解説は別途書いていきたいと思います。

現時点でひきこもり生活を送る方への直接的な支援ができる土台はありませんが、この記事に辿り着いた方のうち漠然とした不安の中でもがいている方がいればお問い合わせフォームかTwitterからご連絡ください。